パーパス・ドリブン・ジャパン(PDJ)が12日、東京都練馬区の聖書キリスト教会・東京教会(尾山清仁牧師)で「健康な教会セミナー」を開催した。聖書を土台とする健全な教会のモデルとして、目的主導型の宣教を教会の運営に適応させてきたゲイリー・スネイブリー師は、「この取り組みが(自身の教会と人生の)転換の時だった。主の御心ならば小さな教会を助ける働きをしたい」と伝道に対する思いを明かした。セミナーには終日約100人が参加(主催者)。13日まで行われる。
講師のスネイブリー師は04年に「健康な教会」としてサドルバック教会よりヘルシー・チャーチ・アワード賞を受賞したウィラマット・クリスチャン・チャーチ(米オレゴン州)の主任牧師。
神学校を卒業し、会員7人、客員11人という閉鎖寸前の小さな教会から始まった宣教活動は、リック・ウォレン師が著書(『The Purpose Driven Life(PDL)人生を導く5つの目的―自分らしく生きるための40章―』)で伝える牧会理論を実践し、いまや公立の中学校を借りて900人の参加者と礼拝をささげるほどに成長した。
新たな活動に向けて今年6月、主任牧師として過去16年間牧会した教会を辞め、更なる奉仕に身を置く予定だ。
「神さまの働きは政党、国籍、お金に対するものではなく、全人類、全人種に対するものです。愛に満ちた教会を止めるものはありません」とスネイブリー師は語った。
PDJの小坂直人氏は、「この良い働きをどうやって広めていくかが課題、いきなり伝えられるものではないから、何度も回を重ねて、地道に長く続ける事が大切です」と話した。
13日は、スネイブリー師が目的主導型説教の要点について語る予定。