青山学院大学総合研究所は5日、カナダのサイモン・フレイザー大学教授のマックフェラン氏を講師に招き、公開講演会「ソクラテスにおける宗教と倫理」を同大のアイビーホール青学会館本館で開催した。
マックフェラン教授は、一般にはあまり注目されていないソクラテス思想の宗教的側面に焦点を当て、ソクラテスの合理主義的哲学者としての側面と、また一方での宗教的側面の間の一致性について研究を行っている。テキサス大学準教授、メイン州立大学教授を経て現職にいたる。
青山学院大学総合研究所のキリスト教文化研究部は、06年度の研究プロジェクトの1つに「青年期におけるモラル教育の危機と可能性─キリスト教モラル教育の構築へ─ 」を挙げており、今回の講演もその一環として行った。