同志社大(京都市)は15日、老化や生活の質の劣化を早期に発見し、予防と早期治療を行う「アンチエイジング(抗加齢)ドック」を、今出川キャンパスの厚生館保健センターに開設した。同大によると、関西の大学で初めて。八田英二学長は「研究成果を地域社会に役立ててもらうとともに、大学を身近に感じてもらえる存在にしたい」と話している。
同大では05年に抗加齢医学の研究講座を持つ「アンチエイジングリサーチセンター」を設立。今回のドック開設は、そこでの最先端の研究成果を社会に還元する取り組みだ。
センター内には専用の装置が設置され、▽筋肉量や体脂肪▽血管の柔軟性▽脳の機能▽血液中のホルモン濃度▽骨密度の5項目の検査で体内年齢を測定し、老化原因の早期発見を目指す。「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の危険度、血液・尿からストレス度もわかる。
一般の受診も有料で受け付ける。料金は10万5千円から3万1千500円。