同志社大(京都市)は、学生や地域社会の人々に「いのち」について考えてもらおうと、来年1月11日午後12時45分からフォーラム「人ひとりは大切なり」を同大寒梅館(京都市上京区)で開催する。第一部では、教育を含む行政上の観点から、長年福祉施設の運営に関わってきた潮谷義子熊本県知事が講演する。その後のパネルディスカッションでは法律、福祉、心理学などの専門家たちが多角的に「人ひとりの大切さ」について議論する。
同大では学生が女児殺害事件で逮捕されたことなどをうけて、自らの生命観や人生観を学生にもっと多面的に考えてもらおうと、「命の大切さ」をテーマにした新しい科目を来春からはじめる。フォーラムでは、「いのち」「教育」「良心」をキーワードに、教職や学生、地域社会の人びとと課題を分かち合って今後のあり方を模索していく。
入場無料で申込は不要。問い合わせは、同志社大学キリスト教文化センター(電話:075・251・3320)まで。