今年7月にセカンドアルバム「そばにいるよ」をリリースした双子の姉妹デュオ「たまりの」。今回のインタビューでは、人気急上昇中の彼女たちの魅力に迫った。
本名、佐々木珠乃(たまの)・梨乃(りの)。40分違いの双子姉妹。ノンクリスチャンの家庭で育つが、アメリカ留学中多くのクリスチャンとの出会いを通してキリストの愛を知り洗礼を受ける。そんな彼女たちの信仰の証には特に説得力がある。彼女たちが信仰以前に持っていたすべての疑問に対する明確な答えを常に準備しているからだ。それは彼女たち自身が、信仰を持つようになる過程で自然と身に着けたものである。
彼女たちのCDを聞くと、多くの童謡がゴスペルと一緒に歌われいることを不自然に思うかもしれない。しかし、幼いころから音楽が大好きだった二人にとって、長年両親から聞かされて慣れ親しんだ童謡を歌い、その中に神への賛美を織り交ぜることこそ、もっとも自然な音楽スタイルだった。出演の依頼は教会だけにとどまらない。今では童謡を歌うことが、ノンクリスチャンが福音に触れる重要な接点ともなっている。どこでも自然体で神を賛美し、証しできる、それこそがクリスチャンだけでなくノンクリスチャンにも広く受け入れられている彼女たちの魅力の一つだ。
少年院で賛美奉仕をするとき、一番多くのことを感じる話す梨乃さん。「きみは愛されるため生まれた」・・・この神の愛のメッセージを彼らはどれだけ必要としているだろうか。歌にのせられたそのメッセージを聞きながら、心の中で熱い感動がこみ上げ、必死に泣き出すのを我慢している彼らの顔を見るとき、自分たちが何のためにゴスペルを歌っているかにはっきりと気づかされたという。
昔、知り合いを救いに導くことができず、結局死なせてしまった辛い過去を持っている梨乃さんは、「これ以上、こんなことは起こってほしくない。特に感性が敏感な日本の若者に福音を伝えていきたい」と話す。まだ福音を知らない若者に神の愛のメッセージを伝えたいという熱い思いがある。
今月29日にはNHK・BS2「ふれあいホール」、10月29日にはNHK−FM「サタデー・ホットリクエスト」にゲスト出演(オンエア)する。今月末には米国コンサートツアーも開始。その他にも全国各地でコンサートが予定されている。