版画家・佐竹清さん(76、富山県、福音バプテスト連合高岡バプテスト教会員)は喜寿の節目、4月29日を迎えるにあたって、雨晴海岸など地元の風景に、「聖句」を組み合わせた版画はがきを完成させた。
板画家の棟方志功(1903-1975)に師事し、木版画を始めた佐竹さんは20年以上にわたり、万葉の地である高岡を題材にした「万葉版画」の制作に励んでいた。しかし、約2年前、20回目となる個展を開催したのを契機に、版画はがきの制作に専念するようになった。
5年前に夫人が病に倒れ、介護する中で自らが信仰するキリスト教への思いを深めた。
「いつも喜んでいなさい 絶えず祈りなさい すべてのことについて感謝しなさい」(?テサロニケ5章16節-18節)は、佐竹さんが最も気に入っている聖句で、雨晴海岸と立山連峰を彫った木版画に記されている。
佐竹さんは「今後も聖書の教えを広く知ってもらうため、地道に作品を制作する」と話す。
佐竹さんを慕う弟子たちによる「清版会」も個展などを積極的に開催している。
問い合わせ先:電話0766(21)4719(佐竹氏)六枚セットで五百円。