【CJC=東京】米キリスト教系支援団体サマリタンズ・パースは4月27日、北朝鮮の一部地域で、不作のため2カ月以内に食糧が底をつく恐れが高いと警告した。AFP通信が報じた。
2月に北朝鮮を訪問した米5団体の一つサマリタンズ・パースのケン・アイザックス副代表は、米シンクタンク「アメリカンエンタープライズ研究所」で開かれたセミナーで、厳冬で穀物生産が最大半減しており、すでに草や葉、木の皮などを食べている人びともいたと指摘。「われわれの訪問した地域の多くで、6月半ばに食糧が尽きると考えられる。われわれの現地調査によれば緊急支援が必要なのは確かで、もし支援がなければ年内に人びとは餓死するだろう」と語った。