この講演会は、聖書普及の働きを多くの人に知ってもらおうと、日本聖書協会が全国を巡回して不定期で開いている催しで、東京では数年ぶりの開催となった。開会に先立って東日本大震災の犠牲者のために全員で黙祷をささげた。
同協会理事長の大宮溥氏は、「地が震え動くような中にあっても、(神は)我々とともにいてくださる」と説き、「この神の言葉を人生の土台とするとき、絶望とあきらめに陥ることはなく、希望をもって立ち上がることができる」と述べた。
同協会は、被災地の教会などにスタッフを派遣し、生活物資とともに聖書や子ども向けの聖書関連書籍を無料で届けている。会場ロビーでは、そのための緊急支援募金が呼びかけられ、募金箱に寄付する多くの人の姿が見られた。
募金目標は2000万円。同協会発行の絵本聖書とマンガ聖書それぞれ5000冊と聖書1万冊の支援を予定している。募金の振込先は2つ。郵便振替00160-2-18410(備考欄に必ず「国内災害地支援募金」と明記)、三井住友銀行京橋支店(普)6552744、名義はいずれも「財団法人日本聖書協会」。銀行振込の場合は、送金の前に必ず、電話やメールなどで「国内災害地支援募金」である旨を伝えてほしいという。募金に関する問い合わせは、同協会募金部(電話:03・3567・1980、ファックス:03・3567・4436、メール:[email protected])。