聖書普及の働きを紹介する講演会「聖書と音楽の出会い」(財団法人日本聖書協会主催)が8日、東京・王子ホールで開かれた。235人の聴衆が詰めかける中、国内外の聖書普及の働きを紹介するビデオの上映やヴァイオリニストのジョン・チャヌさんの演奏会などが行われた。チャヌさんがアンコールで、東日本大震災の被災地復興への祈りを込めて日本の童謡「さくら」を演奏すると、聴衆から大きな拍手がわいた。
この講演会は、聖書普及の働きを多くの人に知ってもらおうと、日本聖書協会が全国を巡回して不定期で開いている催しで、東京では数年ぶりの開催となった。開会に先立って東日本大震災の犠牲者のために全員で黙祷をささげた。
同協会理事長の大宮溥氏は、「地が震え動くような中にあっても、(神は)我々とともにいてくださる」と説き、「この神の言葉を人生の土台とするとき、絶望とあきらめに陥ることはなく、希望をもって立ち上がることができる」と述べた。
同協会は、被災地の教会などにスタッフを派遣し、生活物資とともに聖書や子ども向けの聖書関連書籍を無料で届けている。会場ロビーでは、そのための緊急支援募金が呼びかけられ、募金箱に寄付する多くの人の姿が見られた。
募金目標は2000万円。同協会発行の絵本聖書とマンガ聖書それぞれ5000冊と聖書1万冊の支援を予定している。募金の振込先は2つ。郵便振替00160-2-18410(備考欄に必ず「国内災害地支援募金」と明記)、三井住友銀行京橋支店(普)6552744、名義はいずれも「財団法人日本聖書協会」。銀行振込の場合は、送金の前に必ず、電話やメールなどで「国内災害地支援募金」である旨を伝えてほしいという。募金に関する問い合わせは、同協会募金部(電話:03・3567・1980、ファックス:03・3567・4436、メール:[email protected])。
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
鈴木結生著『ゲーテはすべてを言った』 牧師の息子が書いた芥川賞受賞作
-
カトリック作家の曽野綾子さん死去、93歳
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(217)弱さの極限(エンディング)に寄り添う 広田信也
-
レント初日の「灰の水曜日」 ドライブスルーで灰を授ける教会も
-
バイセクシャルの黒人女優シンシア・エリボがイエス役に 配役巡り批判の声も
-
花嫁(21)希望よ 星野ひかり
-
主は生きておられる(235)昭和は遠くなっていく 平林けい子
-
ワールドミッションレポート(3月8日):トルコ 震災被災者の間で、聖書の書き写しを通して働く神
-
ウクライナの従軍チャプレン、兵士たちを支える自身の役割語る
-
ワールドミッションレポート(3月9日):タンザニア ザンジバル島のために祈ろう
-
日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請
-
カトリック作家の曽野綾子さん死去、93歳
-
教会で斬首されたキリスト教徒70人の遺体見つかる コンゴ東部北キブ州
-
バイセクシャルの黒人女優シンシア・エリボがイエス役に 配役巡り批判の声も
-
熱心な仏教徒の青年が救われた実話がベースに 伝道用トラクトを無償提供
-
「苦しみ」と「苦しみ」の解決(2)見える困難に「苦しみ」を覚えるメカニズム 三谷和司
-
リック・ウォレン牧師、十字架にまつわるSNS上の政治的投稿を削除し謝罪
-
鈴木結生著『ゲーテはすべてを言った』 牧師の息子が書いた芥川賞受賞作
-
レント初日の「灰の水曜日」 ドライブスルーで灰を授ける教会も
-
良い心配と悪い心配 菅野直基
-
日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請
-
カトリック作家の曽野綾子さん死去、93歳
-
教会で斬首されたキリスト教徒70人の遺体見つかる コンゴ東部北キブ州
-
熱心な仏教徒の青年が救われた実話がベースに 伝道用トラクトを無償提供
-
バイセクシャルの黒人女優シンシア・エリボがイエス役に 配役巡り批判の声も
-
「苦しみ」と「苦しみ」の解決(2)見える困難に「苦しみ」を覚えるメカニズム 三谷和司
-
リック・ウォレン牧師、十字架にまつわるSNS上の政治的投稿を削除し謝罪
-
鈴木結生著『ゲーテはすべてを言った』 牧師の息子が書いた芥川賞受賞作
-
レント初日の「灰の水曜日」 ドライブスルーで灰を授ける教会も
-
良い心配と悪い心配 菅野直基