シドニーオリンピックでコミュニティー・フェスティバルの開催をサポートしたキリスト教団体「ヒュージョン・ユース・アンド・コミュニティー(Fusion Youth and Community)」から、フェスティバルの統括責任者であったマーティー・ウッズ氏を講師として招き、どのようにして地域に共同体意識を形成するのか、どのように福音を実践するのかなど、これまで3度のオリンピックで培ってきた経験を分かち合う。
コミュニティー・フェスティバルは、海外から多くの人々が訪れるオリンピック開催期間中に、各地域が主体となって地域毎に何らかのイベントを開催するというもの。オリンピックの生中継を巨大スクリーンで行ったり、バーベキューや音楽ライブなどを催し、地域を振興させるとともに、国内外の見物客に福音を伝える機会とする。
シドニーオリンピックでは、約120カ所でコミュニティー・フェスティバルが行われ、地域に根ざしたイベントとしては同オリンピック期間中で最も大きなものとなった。
ヒュージョン・ユース・アンド・コミュニティーは青少年が中心となる団体で、コミュニティー・フェスティバルの主役も子どもたちとなる。「これらのフェスティバルでは子どもがスターです。見物人たちが集まり、私たちとともに神の国を味わうことができるのです」とウッズ氏。また「コミュニティー・フェスティバルは、非常に戦略的な方法で教会を地域の中心に据えることができます」と強調する。
4月から開かれる講習会は、ロンドンオリンピックの期間中に行われる伝道を支援する「モア・ザン・ゴールド(More than Gold:金メダルよりも)」と、「国際フュージョン・アンド・シェア・ジーザス(Fusion and Share Jesus International)」によって開催される。開催地は、ロンドン、ニューキャッスル、オックスフォード、リーディング、プレストン、クロイドン、リバプール、エールズベリー。
ウッズ氏による講習会のほかにも、コミュニティー・フェスティバルの役割についてや、聖火リレーを機会とした伝道、その他のスポーツ伝道に関連した内容のプレゼンテーションを18カ所で行う。
モア・ザン・ゴールドのデイビット・ウィルソン代表は「世界中の選手たちは今もトレーニングを行っている。英国の人々はどのイベントに参加しようかと考えているはずで、教会は今計画を立てる時だ」と、教会に積極的な参加を呼び掛けている。