東京都町田市玉川学園のゴスペル・カフェで23日、東北地方太平洋沖地震の被災地を支援するチャリティーライブが開かれた。聴衆は心に響くゴスペルとジャズのメロディーに包まれながら、被災地への祈りを深めた。
ライブでは、東京ホライズンチャペル賛美リーダーのケビン・ソングさんが英語のゴスペル数曲に続いて「Amazing Grace」「Still」を英語と日本語で力強く歌い、艱難の時にあっても揺るがない主イエス・キリストへの信頼を歌声に乗せた。また、ゴスペル・カフェのオーナーでジャズピアニストの白鳥シェーンさんがジャズのオリジナル曲およびスタンダード・ナンバー、そしてゴスペルを演奏。温かい調べを店内に響かせた。
ゴスペル・カフェはチャリティーライブを今月19日に初めて開催し、今回が2回目。今後2、3週間は水曜日と土曜日に開催していく予定という。代金は全額、ライブ毎に被災者支援団体「クラッシュ・ジャパン」、もしくは被災者・ホームレス支援団体「仙台夜まわりグループ」に寄付する。
クラッシュ・ジャパンは日本および世界のクリスチャンによる被災者支援組織で、名称は「クリスチャン救済協力支援と希望」の英語「Christian Relief, Assistance, Support and Hope」の頭文字を取って付けられている。災害が発生した際、地域の人々を援助するため、牧師らが現地に赴き、物資の援助と備えを行う。今回の地震に際しては15日までに先遣隊を派遣し、被災地の状況を調査した上で、寄付とボランティアスタッフを募集している。一方、仙台夜まわりグループは仙台市内で15日、カレー約1000食の炊き出しを実施するなどしており、いずれの団体も積極的な被災地支援を展開している。
今後開催されるチャリティーライブの日程などの問い合わせは、ゴスペル・カフェ(電話:042・732・3046、ウェブサイト:http://sky.geocities.jp/gospelcafetamagaku/)へ。