第46回大阪ケズィック・コンベンションが16日、大阪リバーサイドホテルで始まった。同日午前の部で英国福音同盟元理事長でスポルジョン・カレッジ元理事長のロバート・エイメス氏は、「キリストにある者は裁かれない」(ローマ8・1)と強調し、「裁きが除かれるとき、喜び、平安、確信、そして神が願う者へと変えられたいという聖なる願いが与えられる」と説いた。
エイメス氏は、「裁かれない」の意味について、「裁きを受ける必要のある者はいないということではない。すべて裁かれるべき者」と語り、人間の罪を強調した。そのうえで、「彼(イエス・キリスト)を信じる者は誰一人として裁かれない」とイエス・キリストの十字架のあがないを説き、本来裁かれるべき者を裁きから救うために、身代わりとして一人子をも惜しまずに与えた神の愛と恵みの大きさを強調した。
また、キリスト者が人生で体験する苦難について「どのようなことであっても神の裁きではない」と強調し、「神は私を見るのではなく、私のうちにあるキリストをご覧になる」と十字架のあがないの完全性を説いた。
最後にエイメス氏は、「私のために神はすべてを成してくださった。ここに本当の希望が溢れている」と神の愛と恵みの大きさを改めて強調し、「このようなお方に私の愛、私のすべてをおささげするのです」と力を込めた。