パレスチナ自治政府は7日、イエス・キリストの聖誕地として知られるヨルダン川西岸ベツレヘムの聖誕教会および周辺巡礼路を世界遺産として登録しようと、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に申請したと発表した。ロイター通信が伝えた。
世界遺産の登録は、国家であることが一つの条件となっており、自治政府であるパレスチナにとって今回の申請は初の試み。これについて同自治政府のデイベス観光相は、「国家を樹立する計画の一部」と語っている。ユネスコの判断が注目される。
聖誕教会はキリストが聖誕した場所に約1700年前に建立。キリスト教徒にとってはエルサレムの聖墳墓教会と並ぶ聖地で、毎年多くの巡礼者や観光客が訪れる。