世界的に著名な米国の大衆伝道者ビリー・グラハム氏が7日、92歳の誕生日を迎えた。グラハム氏は、「この地で主がどれほどの年を私に与えられたのかを考える度に驚く」と感謝の思いを語った。一方、「主が我々の働きを60年以上にわたって祝福してくださっていることを非常に感謝している。しかし、まだ成さなければいけない何かがあるのではないかと思う」と述べ、年老いてもなお神に仕え続ける姿を示した。
グラハム氏はここ数年は、米ノースカロライナ州西部の自宅で、老化プロセスに関する執筆活動を続けている。また、可能であればビリー・グラハム伝道協会(BGEA)の理事会にも参加し、息子のフランクリン・グラハム氏が世界各地で行う伝道集会の報告を聞くなどしている。
「フランクリンのリーダーシップの下で、神の愛という変わらないメッセージを世界中で共有するために、多くの現代的な技術や創造的な戦略を組み入れる夢にも見なかった新しい方法で、伝道の業が新しい聴衆へ届いてきた」と語った。
昨年は、バラク・オバマ米大統領や前アラスカ州知事のサラ・パリン氏らが相次いでグラハム氏のもとを訪れた。
グラハム氏の最近の祈りの課題は、米国のキリスト教会の刷新と世界的なリバイバルだという。