【南アフリカ・ケープタウン】ケープタウン2010=第3回ローザンヌ世界宣教会議=で18日夜に行われた第3全体集会では、アジアの迫害される教会と信教の自由をテーマにプレゼンテーションが行われた。
プレゼンテーションでは、同会議の創始者で伝道者のビリー・グラハム氏による世界各地での伝道大会や第1回会議での講演の記録を紹介するドキュメンタリー映像が放映された。
北朝鮮出身のソン・キョンジュさん(18)は6歳のときに両親と中国に亡命。中国で母親を白血病で失い、父親は北朝鮮の人々に自由と真実を伝えようと2006年に北朝鮮に戻ったまま音信不通となった。それまで生活を支えてくれていた中国のキリスト教会の牧師夫妻が渡米することになり、ソンさんは単身で韓国に移住することを決意した。
現在は韓国第2の信徒数を有するソウル・サラン教会に守られながら、大学で政治学を学ぶために勉学に励んでいる。将来は北朝鮮の人権と平和のために戦いたいという。ソンさんは「わたしの父と家族、わたしの愛する人たちである北朝鮮の人々のために生きていきたい」と証しをした。