イスラエル政府は18日、チリの鉱山落盤事故で救出された作業員33人とその家族らを、今年のクリスマス時期に同国内のキリスト教の聖地巡礼に招待すると発表した。
イスラエルには、盲人を癒した奇跡の現場として知られるシロアムの池、埋葬地とされる聖墳墓教会などがあり、世界中から巡礼者が訪れる。イエス・キリストの生誕の地であるベツレヘムはクリスマスの時期には特に人気で、昨年はクリスマス期間中だけで1万人以上が訪れ、同地にあるホテル約5000室は満室となった。
チリの作業員らを招待する旅行は5日〜7日間の日程で、往復の航空券代やホテル代などをイスラエル観光省と観光業界が共同で負担する計画という。