聖書に関連する国内の諸団体が訳の違いを超えて一致し、聖書を読むことの大切さをアピールするキャンペーンに取り組んでいる。クリスマスをひかえた11月を「聖書を開く月間」として各団体一斉にキャンペーンを告知し、聖書の通読などを呼び掛けている。
参加するのは、新共同訳聖書を発行する日本聖書協会をはじめ、新改訳聖書を発売するいのちのことば社、間もなく現改訳聖書を発行予定の日本聖書出版会など8団体。関係者によると、聖書の異なる訳を扱うこれだけ多くの団体が一致し、同様のキャンペーンを展開するのは日本で初めてという。
キャンペーンの一環として日本聖書協会では、今月10日から来月30日まで「聖書全巻通読チャレンジ・キャンペーン」を実施している。期間を自由に設定して聖書の通読に挑戦するもので、キャンペーン期間中の申込者には、同協会の聖書通読表と2010年版の聖書日課表「聖書愛読こよみ」が贈呈される。通読が終了すれば、認定証と同協会オリジナルの絵はがきセットも贈呈される。
ミクシーやツイッターなどのソーシャルメディアも活用し、教会の枠を超えて広く参加を呼び掛けている。教会に通っていないが聖書を通読してみたいという申込者も増えているという。
応募は、▽氏名▽住所▽通読の予定期間▽通読表の選択(新共同訳・旧新約か口語訳・旧新約か新約のみ)を明記の上、日本聖書協会広報部(〒104-0061東京都中央区銀座4-5-1、電話:03・3567・1988、ファックス:03・3567・4451、Eメール:[email protected])まで。詳しくは、同協会ホームページ。