首都圏で16年ぶりとなる大規模伝道大会、日本クリストファー・サン国際大会が4日と5日、東京・有明コロシアムで行われた。2日間で延べ約8000人が来場。クリストファー・サン氏の語る聖書の福音に聞き入り、大勢の来場者が信仰を決意した。
大会は、首都圏にある20の協力教会と約1000の参加教会が協力し、実現した。信徒ら約150人による連合聖歌隊に加え、ゴスペルコーラスも2チーム編成。さらに特別ゲストとしてジャズとブルース界の国宝とも呼ばれるハーレム・ブルースバンドが出演し、会場を盛り上げた。
1982年、サン氏はある夢を見た。突如として目の前で大洪水が起こり、何百万人が溺れ死ぬ、あまりにも悲惨な光景だった。約2000年前、神の一人子であるイエス・キリストによって示された神の愛が、サン氏の心をつかんだ。
「私の心の痛みがわかるか。私はこれらの人々を愛している」
聖書は、イエス・キリストを救い主として信じず、心に受け入ない人々の永遠の滅びを警告している。逆に、イエス・キリストを救い主として信じ、心に受け入れる人々には、例外なく永遠の命が与えられ、滅びから救われることがはっきりと約束されている。
サン氏はこの夢を見た直後、世界中の国々の名を挙げてその救いを祈った。「この瞬間にも、イエス・キリストを知らない人々が永遠の滅びに向かっている」。じっとしていることはできなかった。サン氏は1984年にクリストファー・サン伝道協会を米国で設立。以来、米国内はもちろん、アジア、ヨーロッパなど世界各国の都市で、現地の諸教会と協力しながら大規模な伝道大会を次々と開いていった。
28年たった今も、夢で見た光景をはっきりと思い出すという。
「だれであろうと神の裁きから逃れることはできない。すべての人々が終わりの時を迎える」「誰一人、燃え盛る地獄の火に入ってほしくないのです」
サン氏が信仰の決意を促すと、一人、また一人と来場者が席を立ち、招きに応じた大勢の群集が講壇の前に集まった。サン氏の祈りにあわせ、多くの人々が信仰を告白した。