世界140カ国から宣教団体の代表が集まる「エジンバラ100周年記念・世界宣教東京大会」が11日、東京の中野サンプラザで開幕した。午後6時から始まった開会式は、約2200人収容の座席がほぼ満席となる盛り上がりを見せた。14日まで4日間の日程で行われる。
開会式では、大会委員長のオベデ・アルバレズ氏や、大会会長の奥山実氏らが挨拶。世界各国から訪れた参加者を歓迎した。
開会式直後の集会で講演した大会名誉会長の大川従道氏(大和カルバリーチャペル牧師)は、「もっとも大切なのは、もう一度聖霊のバプテスマを受けること」と述べ、今大会が単なる形式的な集会で終わるのでなく、参加者一同が聖霊に満たされ、教派を超えて世界のクリスチャンが一つに立ち上がる機会となることを求めた。
また、クリスチャン人口が1%に満たない日本宣教の現状について「このことに心を痛め、悲しむべき」と語ったうえで、「しかし末の世にはすべての者に聖霊が注がれる」と、聖書に約束された希望を伝えた。
大川氏は、「日本にも奇跡が起こることをもう一度信じてほしい」「魂が救われるのは、聖霊様の働き」と強調し、日本のクリスチャンにリバイバルを求めて熱心に祈ることを呼び掛けた。
大川氏は、宣教師が殉教した歴史を持つアルジェリアのある村で、ある晩聖霊が降り、すべての村人に夢を見させ、一晩で500人以上が救われた奇跡を紹介。たとえ殉教者の血が流されていない地であっても、すべての民族の救いのために「主イエスの血潮が流されている」と強調。「豊かな実りの収穫の夢を見させていただきましょう」と訴えた。
大会は12日も行われ、午前8時半からは基調講演、午後には分科会、午後7時からはタロ・サタラカ氏(ニューホープ・インターナショナル・フェローシップ東京牧師)を講師に迎えての集会が開かれる。