教会内で女性信徒に乱暴をしたとして、準強姦罪に問われた茨城県つくば市の国際福音キリスト教会元主任牧師・卞在昌(ビュン・ジェチャン)被告(61、韓国籍)の初公判が16日、水戸地裁土浦支部で開かれ、卞被告は「そんなことはあり得ない。全面的に否認します」と起訴事実を否認した。
起訴状によると、卞被告は同教会内で07年2月17日頃、20代の女性信徒に「従わなければ苦しみを受ける」などと説教し、「卞被告に従うしかない」と思わせて抵抗できない状態にした上、乱暴したとされる。
検察側は冒頭陳述で「従わなければ祝福のない人生を歩むことになると信じ込ませ、わいせつ行為を繰り返した」と指摘。一方、弁護側は「卞被告は当日、来客があり接待をしていた」と無罪を主張した。