アジアの子どもたちへの教育支援を行うキリスト教主義のNPO法人「チャイルド・ファンド・ジャパン」(=CFJ、東京都杉並区)はこのほど、ネパール東部のラメチャップ郡で教育支援プロジェクト「スポンサーシップ・プログラム」を開始した。
スポンサーシップ・プログラムは、日本の支援者が現地の子どもひとりを学校へ通えるように支援するという一対一のつながりを大切にした教育支援プロジェクト。CFJはこれまでフィリピンとスリランカの2カ国で同プログラムを展開してきており、昨年度は計約4800人の子どもを支援した。
CFJはすでに95年から医療や地域保健、栄養改善、小学校の建設といったネパールへの支援を行っている。06年には現地事務所も開設し、子どもの教育支援に対するニーズが非常に高いことから、スポンサーシップ・プログラムの実施が決まった。
ネパールの支援地域となるラメチャップ群は同国の中でも貧しい地域で、人口約23万人の内多くは海抜1千〜3千メートルの山間地に住んでいる。識字率は48%で、電気を使える場所も限られており普及率はまだ7%程度だ。
CFJはネパールの一人でも多くの子どもが学校に通えるようにスポンサーを募集している。支援金は月額4000円。申し込みはCFJのウェブサイトから。