政府の定めた「自殺対策強化月間」が始まった1日朝、福島瑞穂特命担当相らが東京都港区のJR新橋駅前で街頭キャンペーンを実施した。
福島担当相らは自殺者の約4割を占める中高年男性にターゲットを絞り、不眠がうつ病の兆候とされていることから「お父さん眠れてる?」と書かれたチラシ入りのティッシュを出勤途中のサラリーマンらに向けて配布した。
年間3万人を超す自殺者が出ていることを受け、政府は先月、自殺総合対策会議を開いて「いのちを守る自殺対策緊急プラン」を決定。月別の自殺者数が最も多い3月を「自殺対策強化月間」と定め、自治体などと連携して自殺防止活動を推進している。