【CJC=東京】オーストラリアの英国国教会保守派で結成している『トラディショナル・アングリカン・コミュニオン』(TAC)首座ジョン・ヘツプワース大主教は、バチカン(ローマ教皇庁)との聖餐関係に入ることを目標に実質的に進展している、と1月27日語った。近くバチカン教理省関係者と会談するとし、その際カトリック教会への受け入れを要請する、と言う。
「これはアングリカン・カトリックになることであって、ローマ・カトリックになることではない」。ヘツプワース大主教は、バチカンが聖公会の職制を認めないので、TACの主教、司祭は全員、カトリックの基準に照らして再叙階するとしている点に反対があることを認めた。
「ただその壁は乗り越えなければならない。秘跡の有効性を保証するために、私たちは聖公会共同体を超えようとしていることを認識する必要がある。ローマも今同じ保証を求めているのだ」と述べている。