[著者]メアリー・A・テニー
(委員会訳)
[出版]福音文書刊行会
[価格]3,500円
[評者] 朝比奈寛(あさひな・ひろし)
イムマヌエル綜合伝道団第3代総理・大阪伝法キリスト教会元所属
著者は「これを読まれるすべての人が、私と同じように、初代メソジストの活動についての学びを通して、自分自身に対する神様の導きを心の奥深く悟ることができますように。そして、キリスト様の模範にならって歩んでいこうというよき決断をなすことができますように・・・・・・。これが私の心からの切なる願いであります。」と書いています。まさに本書は、クリスチャンが実際の生活においていかにあるべきかを示す手引き書ということができるでしょう。
教会と社会に驚くような変革をもらたらす力、特に道徳的に、正しさ、健全さを失い、堕落しきったこの現代を根本的に変える力は、一体どこにあるのか、という問いに対する応答をも与えてくれる書であります。
著者はまた「初代メソジスト達は、何か本当のものを持っているという印象を受けた。」と書き、「彼らが福音宣教に成功したことについては、原始教会の働きに匹敵するものがあった。」と述べております。そして、教会が霊的に衰退していくのを防ぐ方法は何であるのかを、明確に示してくれています。現代に生きるすべてのクリスチャンに本書をおすすめします。