日本のキリスト者が集まり、国家のために祈る第10回国家晩餐祈祷会が来年3月5日(金)、東京都新宿区の京王プラザホテルで開催される。その第2回準備会が9月18日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで開かれた。大会顧問である民主党の土肥隆一衆議院議員や大会会長の杣浩二・日本CBMC(基督者実業人会)理事長をはじめ、関係者ら約30人が集まり、本大会の成功を祈った。
米国や韓国では、大統領が演説するなど朝餐祈祷会として広く認知され、すでに何十年もの歴史を持つ同大会。日本では、2000年に大阪での朝餐祈祷会から始まり、その後毎年のように東京で開催されてきた。今年3月には、東京都新宿区の京王プラザホテルで第9回大会が開かれ、教職者100人以上を含む過去最多の350人が参加。次回はそれを大きく上回る600人の参加を目標としている。
今回の準備会で杣会長は、当日の座席について、すでに出席の決まっている140人の聖職者を会場中央のテーブルに集め、他の出席者のテーブルがそれを囲むように配置することを説明。日本をリードする教会指導者を中心に、参加者600人が一つとなって日本、そして世界の政治、経済、社会、教育界のリーダーのために祈るというビジョンを提示した。
会場には、今年7月にパシフィコ横浜で開催された日本プロテスタント宣教150周年記念大会の実行委員会で事務局長を務めた日本聖書協会総主事の渡部信氏、また世界140カ国の宣教団体代表らの参加を見込み、来年5月の東京開催に向けて準備を進めているエジンバラ100周年東京大会の関係者らの姿もあった。
最後は参加者全員で、日本の各界のリーダーのため、また今年から来年にかけて持たれようとしている様々な宣教の働き、そして本大会の成功のためなど、日本の教会や国家の抱える諸課題について祈りをささげた。
本大会の講師には、横須賀基督教社会館会長で神奈川県立保健福祉大学名誉学長の阿部志郎氏、音楽ゲストにオペラ歌手の稲垣俊也氏を迎える。大会に関する問い合わせは、国家晩餐祈祷会事務局(日本CBMC本部内、〒651‐0068 神戸市中央区旗塚通6‐2‐2‐301、電話:078・291・5789、FAX:078・291・5786)まで。