ブラジル地理統計院による2010年の同国国勢調査要領が1日発表され、婚姻についての質問事項に新たに「同性婚」の欄が設けられることが分かった。現地の日系人向け日本語紙ニッケイ新聞が伝えた。
ブラジルは国民の実に約73%(約1億1240万人)がカトリック教徒という世界有数のカトリック大国だが、参加者数百万人を集める世界最大級のゲイ・パレードが行われるなど「文化」の多様性尊重を叫ぶ声も大きい。
同国では今年8月、「同性愛は病気であり治療が可能」などと主張し治療を行ったセラピストが、心理療法家団体から懲戒処分を受けるという問題も起きていた。