インドネシアのアチェ州議会は14日、姦通罪で有罪判決を受けた者に対し、石打ちによる死刑を実施する法案を可決した。人権団体などからは激しい非難の声が上がり、同州政府も反対。議会に再審議を求め、法案修正を目指す方針を示している。共同通信などが伝えた。
法案によると、姦通罪は配偶者以外の者と性交渉を持った場合に適用され、既婚者には石打ちによる死刑、独身者には鞭打ち100回の刑罰が処せられる。
同州では2002年にイスラム法(シャーリア)が施行されており、石打ちの刑はこれを根拠にし厳格に適用するもの。姦通罪に対する石打ちの刑が法的に認められている国としてはアフガニスタン、イラン、スーダンなど7か国がある。