物議を醸しつつ世界中で大ヒットしたダン・ブラウン氏の小説「ダ・ヴィンチ・コード」の続編「ザ・ロスト・シンボル(The Lost Symbol)」英語版が15日、店頭に並ぶ。AFP通信が伝えた。
8000万部の売上げを記録した「ダ・ヴィンチ・コード」に続く成功を狙い、「ザ・ロスト・シンボル」は初版から500万部を印刷。内容は明らかにされていないが、表紙にはワシントンDCの米連邦議会議事堂や双頭のフェニックス、数字の33、「秩序から混沌」を意味するラテン語「ordo ae chao」があしらわれていることから、秘密結社「フリーメイソン」がストーリーの中心になっているのではないかとの憶測も出ている。
「ザ・ロスト・シンボル」はロバート・ラングドン(主人公の名前)シリーズの第3弾。同シリーズ、映画化は「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年)「天使と悪魔」(2009年)の順となったが、原作は「天使と悪魔」(2000年)「ダ・ヴィンチ・コード」(2003年)そして「ザ・ロスト・シンボル」(2009年)の順となっている。
同シリーズは、反キリスト教的であるとしてカトリック教会などから激しい非難を浴び、映画化に際しては教会での撮影が拒否されるなどしてきた。