米国ミシガン州オワッソゥの高校前で11日朝(現地時間)、プラカードを掲げて妊娠中絶反対を訴えていたジェームズ・プイヨンさん(63)が、走行中の車から男に撃たれ死亡した。米メディアなどが報じた。
警察は目撃情報などから容疑者の男(33)を間もなく取り押さえ、中絶問題が事件の背景となっている可能性もあるとみて動機を調べている。
事件を受けてオバマ米大統領は13日、「どのような立場にある人であったとしても、暴力は決して正当化されない」と遺憾を表明した。
米国では中絶の是非をめぐっての論争が激しく、5月には妊娠後期の中絶手術を行うことで知られていた産婦人科医のジョージ・ティラー氏が、礼拝中の教会内で射殺される事件が起きていた。