イスラエル宣教の最前線で活躍する3人のメシアニック運動指導者を招いて今年10月、「アジア・メシアニック・フォーラム 2009」(シオンとの架け橋主催)が東京と大阪の2箇所で開催される。両会場ともに2日間の日程で行われ、イスラエルの現状や、キリスト教におけるメシアニック・ジュー(イエスをメシアと信じるユダヤ人)出現の意味などについて学ぶ。
メシアニック運動とは、ユダヤ人がユダヤ人としてイエス・キリストを信じる世界的ムーブメントの名称。初代教会の時代以降、ユダヤ人がイエスを信じることは稀になり、キリスト教会やユダヤ人の間では、ユダヤ人はイエスを信じないということが常識となった。しかし、20世紀の後半から多くのユダヤ人がイエスを信じるようになり、その運動は現在もイスラエルをはじめ世界中に広がっている。
今回来日するのは、イスラエルで有数のメシアニック団体「恵みの天幕」指導者のエイタン・シシコフ氏、メシアニック運動初期から活動する「ネティブヤ」指導者のヨセフ・シュラム氏、カルメル山上で集会を設立しユダヤ人とアラブ人に宣教する日系米国人ピーター・ツカヒラ氏の3氏。日本からの講師として、中川健一氏(ハーベスト・タイム・ミニストリーズ代表)、奥山実氏(宣教師訓練センター所長)、田中時雄氏(基督聖協団理事長)、行澤一人氏(シオンの喜び運営委員長)、眞鍋孝氏(福音聖書神学校校長)、チャールズ・クリンゲンスミス氏(LCJE日本支部長)、アリエル・ブルーメンソール氏(リバイブ・イスラエル東アジア担当在日本宣教師)が参加する。
プログラムは両会場とも共通で、1日目は「イスラエルで起こる奇跡のリバイバル」をテーマに、メシアニック運動の背景などを学ぶとともに、イスラエルの現状を報告する。2日目は、「世界を変えるシオンからのメッセージ」と題して、主にメシアニック・ジュー出現のキリスト教的意義について学ぶ。集会は2日とも午前10時、午後1時半、午後7時の3回行われ、両日午後1時半の集会で講師らによるパネル・ディスカッションを行う。
大阪は大阪市東淀川区の大阪コロナホテルを会場に10月19日と20日、東京は東京都新宿区のウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会を会場に10月22日と23日の日程で行われる。問い合わせは、シオンとの架け橋(電話・ファックス:078・851・0411、URL:http://www.am-forum.jp)。