【トロント=ENI・CJC】カナダ合同教会は8月9〜15日にブリティッシュ・コロンビア州ケローナで開催した常議員会で新議長にマルディ・ティンダル氏を14日選出した。
今回の常議員会は、イスラエルのパレスチナ人への政策を南アのアパルトヘイトに比較されるものとして、イスラエル・ボイコットを打ち出すか注目された。カナダ・ユダヤ人会議などは、反ユダヤ主義だとして教会を非難していた。
常議員会は最終的には決議せず、加盟教会に問題を「学び、認識し、祈る」こと、中東での紛争終結に役立つものならボイコットも考慮することを勧めるに留まった。
ティンダル氏は常議員会後、「全土の共同体に関わる目に見える存在として信頼を受けている。それを無駄にしてはならない」とカナダ通信に語った。