中国最大手のポータルサイト「新浪網(SINA)」などが同国内における社会信用度を調査したところ、信用度が高い職種として「宗教関係者」が2位の11%であったことがわかった。
調査は約3400人を対象としたもので、信用できる職種のトップは農民(19%)で、ほか軍人(10%)、学生(9%)などが上位についた。一方、売春業などを行う性労働者が宗教関係者に続く3位についており、注目を集めている。対象者は6割以上が大卒で、中級以上の管理職や技術者が比較的多かったという。
一方、行政や司法に携わる官吏(0・8%)、裁判官(1%)、警察官(0・9%)などは低く、同内容を伝えた産経新聞は「中国の民衆、とりわけインテリ層が司法や行政の在り方に強い不信感をもっていることがうかがえる」としている。