【CJC=東京】中南米で抑圧されている人たちの正義と自決を支援するキリスト教人権擁護団体『コミュニティ組織のための超教派基金』(IFCO、本部ニューヨーク)/『平和のための牧師』を創設、会長を務めるルシアス・ウォーカー牧師が、フィデル・カストロ前国家評議会議長と会見したことが、同団体の公式ウェブサイトで明らかになった。同牧師は第20回「平和のための牧師キャラバン」がキューバで開催されるのを機会に訪問したもの。ラウル・カストロ議長とも会談した。
フィデル氏が13日に83歳の誕生日を迎えたことを記念して、カストロ氏の近影2枚も同サイトに掲出された。写真のカストロ氏はほほえみを浮かべ、健康状態も良好な様子だが、以前よりやせた感じ。
今回のキャラバンには130人が参加、市民に人道援助物資132トンを届けることが出来たと言う。
『平和のための牧師』はIFCOの活動の一環。IFCOは1967年以来、人種、社会、経済各面での正義実現のために活動している。92年からは米国のキューバ経済制裁の解除を働き掛けるとともに、同国へ人道援助を始め、これまでに累計3132トンを超えている。