【CJC=東京】米ケンタッキー州ピーターズバーグにある創造博物館は、世界が創世記の記述通りに創造された、という創造説を普及する目的で2007年5月に開設されたが、いわゆる無神論者を見学に招待することを企画した。「世俗学生連合」(SSA、本部オハイオ州コロンバス)がこれに応じ、科学者、学生、世俗論者など304人が8月7日に同博物館を訪問した。
宣教通信ANSによると、同日に発表された声明で、創造博物館の共同設立者マーク・ローイ氏は「誰でも歓迎する。世界史(起源を含め)の、他のほとんどすべての自然史博物館や公立学校の科学授業で示されるものと違う見方を提供しており、キリスト教信仰に懐疑的な人たちの訪問を特に促進する」と指摘、「彼らが創造博物館を見学し、反対側の証拠を調べる批評の能力で、独断的な見解の再評価につながるだろうと確信する」と述べた。
訪問はほぼ順調に進んだが、一部の撮影を止めるようにとの博物館長の要求を拒否したビデオカメラマンが退去を命じられた。また展示物や天体物理学者ジェイソン・ライル氏の講演にあざけりの声も上がったという。
ローイ氏は「その人たちは、たぶん教会に出席することを考えさえしないだろう。彼らはここで福音のメッセージを受け取った!」と述べている。
2700万ドル(約26億円)掛けて設立された創造博物館は開館以来入館者は82万人を超えたという。□