日本におけるクリスチャン人口1%の壁を破るために伝道の戦略的見直しを議論してきた牧師、宣教師、ビジネスマン信徒らの有志団体「エリヤ会」は、足かけ8年にわたる同会の活動記録を一冊の本にまとめた「エリヤのように」(イーグレープ、税別2800円)を出版した。
これまでに同会で行われた例会60回分、調査データ2回分、シンポジウム4回の要約資料とともに、様々な教派教団から選ばれた23人の提言と実践に向けた4人の事例を収録。「カテゴリー別内容一覧」では、▼宣教の歴史、▼宣教戦略、▼伝道の方法、▼教会形成、▼指導者育成、▼日本の特性など、読者の関心に合わせて情報が一目で検索できるように工夫されている。
同会は03年3月、マーケティング会社に依頼して、15歳から59歳までの男女1050人規模のアンケート調査を首都圏で実施。2004年8月にも564人を対象にした調査を行っている。同書には、その貴重な調査データが詳細に収録されている。