福音主義医療関係者協議会(EMF、大阪府堺市・下内昭会長)は9月21日、秋田市の秋田県健康増進交流センター「ユフォーレ」で創立40周年を記念したシンポジウムを開催する。シンポジウムは「天に思いを馳せ、地域で仕える(Think Heavenly, Act Locally)」をテーマに、上沼昌雄氏(聖書と神学のミニストリー主幹)による基調講演のほか、分科会も行われる。
同協議会は、聖書信仰に立つプロテスタント正統派クリスチャンの医療関係者、社会福祉関係者の集まり。▼聖書が神の霊感によって記されたことばであって、そこには誤りがなく、信仰と生活の唯一絶対の規範であることを信じ、▼その具体的な形として各地域の教会に属し、教会の奉仕に忠実に励むことを第一とし、▼交わりを通して互いに協力し、神よりあたえられた使命としての医療および専門学術の研鑽にはげみ、世界的視野における福音の宣教につとめ、イエス・キリストの救いを証しすること、を目的に1969年に結成された。
21日のシンポジウムでは、上沼氏が基調講演「キリスト者の霊性について」を行い、7人の医師、看護師が発題する。21日夜には、「医学部同級生への証をどう進めるか」「地域医療を通していかに証するか」(保育園経営を通して・これからの伝道法について・小児科医院の開業を通して)「職場における信仰と証し」(病院勤務医として・看護師として)をテーマとした分科会も行われる。
同協議会では毎年全国規模の集会を年2、3回開催しており、今年は8月10〜13日まで、日本YMCA同盟国際青少年センター東山荘(静岡県御殿場市)で第33回総会および第44回全国医科系合同聖書研究会を開催する。このほか地区別でも定期的な交流会、祈り会を開いている。