米ミズーリ州セントルイスで2日、クリスチャン・ロックやヒップホップ、ラップなど現代的な音楽を取り入れた青年向けの伝道集会「Rock The River Tour」が行われ、若者6万5000人近くが参加した。集会はビリー・グラハム伝道協会(BGEA)が主催するもので、フランクリン・グラハム師がメッセージを伝えた。
「Rock The River Tour」は米国では最も長い河川であるミシシッピ川に沿って約1カ月間に4回にわたって開催される集会で、今回は2回目の集会としてジェファーソン・ナショナル・エクスパッション記念公園で行われた。先月18日にはルイジアナ州の州都バトンルージュで1回目の集会が開始され、若者1万1000人が参加した。
BGEA開催の伝道集会ではここ数年、信仰決心者の3分の2以上が青年であった。そこで、今回の若者に特化した伝道集会が企画され、昨年9月グラハム師に同集会に対する明確なビジョンが与えられて開催が決定した。集会の対象者は12〜25歳までだが、特に18歳以下の若者の参加を期待しているという。
グラハム師は、同集会が非常にエキサイティングで福音主義的な集会であるとしており、教会に行ったことがない若者を惹きつけイエス・キリストの福音を聞く機会を提供するものだと説明する。「祈ったことがまさにそのとおり実現した」集会だという。
「私たちはミシシッピ川に来ています。私のすぐとなりでは漁が行なわれています。この漁はアメリカの若い魂をとる漁です。集会に集う子どもたちはおそらく一度も教会に入ったことがない子どもたちでしょう。彼らは誰かが自分たちを愛してくれているということを知らない子どもたちです。私たちのしていることは、神の愛と御子イエス・キリストをもう一つの世代に伝えていくことに他なりません」とグラハム師は語る。
3回目の集会は8日ミネソタ州ミネアポリスで開催され、4回目最後の集会は16日に同州の州都セントポールで開催される。
グラハム師は、「私たちは自分たちが今身をおいている世俗化の流れ、ポストモダニズム、神不在の文化に対して抗っていきたいと思っています。どうか私たちのために祈ってください。聖霊が何千人もの若者を導いて、ツアー内で開催される各イベントに参加するように祈ってください」と祈りの協力を呼びかけた。