【CJC=東京】カトリック保守派『聖ピオ十世会』の会長ベルナール・フェレイ司教が、今秋にもバチカン(ローマ教皇庁)当局と直接協議を始めることを望んでいる、と語った。故マルセル・ルフェーブル司教が創設した同会は、聖座との関係が絶縁しているが、教義上の問題で合意に達することを目指すと言う。
イタリアのカトリック系通信とのインタビューで、フェレイ司教は協議をいつから行うか、日程は確定していないが、合意に到達できる、と楽観的な見方を明らかにした。
ただ第二バチカン公会議で定められた教説についてこれまで批判して来た点で妥協するつもりはない、と語っている。