【CJC=東京】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ブラッター会長が、カトリック教会から手厳しい非難を浴びている。カトリック通信CNAによると、同会長はこの6月に南アで行われたコンフェデレーション・カップで優勝したブラジル・チームが肩を寄せ合いながら祈ったのを受け、そのような行動は「危険」であり、「サッカーに宗教が関わる場はない」として、2010年のワールド・カップでは宗教的表現を禁止する、と語ったもの。
これに対し『ヨハネ・パウロ二世スポーツ財団』のエッディオ・コンスタンティーニ会長が、「キリスト教信仰とカトリック教会が何世紀にもわたり護ってきた倫理価値をスポーツから奪うのは誤りだ。ブラッター会長や連盟は間違っている」と批判した。