【CJC=東京】イラクの首都バグダッドで7月11日夜から12日夜にかけて、キリスト教会6カ所が相次いで襲撃され、少なくとも4人が殺害され、32人が負傷した。米CNNテレビが報じた。
市内西部にある聖ヨセフ教会が11日午後10時ごろ爆破された。会堂内に置かれていた爆弾2発が爆発したという。
12日午後、中心部アルカラダ地区の2教会が連続爆破、さらに東部アルガディーア地区の教会でも爆破した。同日夕には市内東部のパレスチナ街の教会付近で自動車爆弾が破裂、4人が死亡、21人が負傷した。南部のドラ地区でも教会付近で爆破事件があり3人が負傷した。
イラクには推定100万人のキリスト者がいるとされたが、その多くが過激派の襲撃を逃れるため出国している。