ローマ教皇庁(バチカン)は7月17日、13日から北イタリアのアオスタ州の山荘で夏期休暇をとっていたローマ教皇ベネディクト16世(82)が16日夜に浴室内で転倒、右手首を骨折したと発表した。
教皇は17日午前、近くの病院まで車で運ばれ、転倒の際に右手首を痛めたため検査したところ、骨折していたという。教皇庁では「深刻ではない」としている。
AFP通信によれば病院では部分麻酔による手術が行われ、病院関係者によると手術は成功したという。教皇は29日まで休暇の予定であるため、当面の公務には支障がない。
教皇は05年、06年にも同地で夏季休暇を過ごしており、今回が3回目であった。