「日本プロテスタント宣教150周年記念大会」に出席するため来日していたビリー・グラハム伝道協会アジア局長のヘンリー・ホーリー氏が12日、東京都新宿区のウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会の特別礼拝に出席し、聖書のメッセージを伝えた。
ホーリー氏は、1967年に東京の日本武道館で開催され延べ20万人が来場した「ビリー・グラハム国際大会」をはじめ、80年と94年の同大会の開催に大きく貢献。今回は、国内約500のプロテスタント教諸団体が賛同して9日まで横浜市のパシフィコ横浜で開かれていた「日本プロテスタント宣教150周年記念大会」に来賓として招かれていた。
「有終の美」(本文:IIテモテ4:7〜8、フィリピ3:13〜14)と題したこの日の説教でホーリー氏は、モーセをはじめとする聖書の登場人物に触れ、「有終の美」を飾るためのキーワードとして(1)何を信じるか、(2)どのようにふるまうか、(3)どういう人物になりたいか、の3つを挙げた。
何を信じるかがその人の立ち振る舞いを決め、立ち振る舞いはその人がどういう人物になるかを決めると強調。主イエスを神の子であると信じるキリスト者として、神の人となりたい、神とともに歩みたいと願うお互いは、神の御言葉と祈りによって霊的な備えを怠らず、信仰と愛と謙遜をもって誠実に歩むべきと説いた。
「ネバーギブアップ」。ウィストン・チャーチルが母校の生徒らを前に語った同じ言葉を「心の底から申したい」と述べ、「福音を伝えてください。そして神との歩みをあきらめずに最後まで走りぬいてください」と激励した。