【CJC=東京】香港に本拠を置くカトリック系UCAN通信の報道によると、ベトナムとの外交関係樹立に関する両国の合同委員会がこの2月16〜17日にハノイで行われ、協議は同国の教会について「開放的、率直、相互尊重の雰囲気で進められた」という共同声明が発表された。
2008年8月から09年1月にかけてベトナム政府と教会との関係が、ハノイ市内の教会資産をめぐる紛争によって緊迫化したのを受けて行われたもの。
会談はグエン・コク・コン外務副長官ら5人のベトナム側とピエトロ・パロリン外務局次長ら3人のバチカン側代表との間で行われた。
バチカン筋はUCAN通信に、外交関係樹立の前に問題を全て解決する必要はなく、結びつきが強くなればそれが解決に役立つ、と説明している。