日本プロテスタント宣教150周年を記念して開かれた第47回首都圏イースターのつどい。メゾソプラノ歌手の永島陽子さんは音楽ゲストとして出演し、バッハのマタイ受難曲や神の愛を歌ったオリジナル曲などを披露。「イエス様は私たちのことを待っていてくださいます」と神の愛を伝えた。
永島さんは、桐朋学園大学音楽学部声楽科を卒業し、76年に渡欧。80年にオーストリア・ヴィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科を、83年にはドイツ・デトモルト国立音楽大学声楽科を最優秀で卒業。86年、演奏家国家試験を最優秀で修了した。80年以来ドイツを中心にヨーロッパ各地、イスラエル、日本でリート及びオラトリオの演奏活動を続け、97年に帰国。帰国後も全国で公演活動を続け、磯山雅プロデュースによる「4人で歌うバッハのカンタータ」にも出演した。
永島さんは、まだ信仰を持っていなかった大学時代からマタイ受難曲が大好きだった。しかし、曲に込められた本当の意味をわかっていない自分に気付き、そこから神について知るようになっていったという。「私たちをつくってくださった神を知らないことが罪であることを私は知りました」「(イエス・キリストが)私の身代わりとなって、神との関係を回復されたことを心から感謝します」と800人を超える来場者を前に信仰を告白した。
そして、「イエス様は私たちのことを待っていてくださいます」「私たちのために苦しみを受けられたイエスは、私たちのことをゆるして待っていてくださる」と語り、神の温かい愛を歌にのせて観客に届けた。
永島さんは25日に東京芸術劇場大ホールで開催されるグレイス合唱団創立10周年記念のイースター・チャリティコンサートにも出演する予定。