ウェスレアン・ホーリネス教団(東京都台東区、峯野龍弘委員長)の定期年会が24日、東京都台東区の同教団・浅草橋教会で始まった。年会では、同教団が長年策定に取り組んできた「教団信仰告白」が正式に制定される。開会講演で峯野委員長は、「(今期の年会を)霊的刷新と維新を伴う、まさに後世の人々が喜び祝うような歴史的記念の年会」にしたいと意気込みを語った。年会は26日まで開催される。
今年は日本のプロテスタント宣教150周年を記念する年でもある。開会講演では、明治・大正期におけるホーリネス宣教の果たした役割について峯野委員長が講演。当時の宣教が社会に抜本的な変革をもたらすほどの強い感化力を持っていたことを強調し、「真の福音は社会を変革する」と述べた。
そのうえで、神の福音によって変革させられたキリスト者個人の生き様を通して、社会全体に神の御心にかなった文化をつくり出していく「福音的社会変革」の実現を訴えた。
最後に峯野委員長は、当時の宣教と今日の教団のあり方を比べると「深い反省と悔い改めを禁じえない」としながらも、「(当時のキリスト者のうちに働いたのと)同じ聖霊は、私たちをここから遣わそうとしている」と強調。これからの宣教の刷新を求める前向きな姿勢を示した。