世界70カ国、1200万人に福音を伝えてきた世界的な伝道者ルイス・パラウ氏による伝道集会「パラウ・フェスティバル」が先週末、中米のグアテマラで開催され、延べ45万人以上が参加した。
14日、15日に開催された集会には、アルバロ・コロン大統領やラファエル・エスパーダ副大統領、サンドラ・トレス大統領夫人のほか、大臣3人が参加。グアテマラは、スペイン語圏では最も福音主義的な国の一つとして知られており、今回の集会は現地の3千教会の協力を得て開催された。
集会期間中には、8500人以上への無料医療サービスの提供、学校や近隣施設の清掃、恵まれない子どもたち4万人への食料配布など、25項目以上の社会奉仕が行われ、奉仕には延べ2万5千人が参加した。また、集会ではコロン大統領も演説。パラウ・フェスティバルで一国の大統領が演説するのは今回が初めて。
集会を主催したルイス・パラウ協会によれば、パラウ氏は「40年以上にわたって、グアテマラで宣教でき、喜びを感じている」「しかし、他の集会と比べてこの運動を特徴づけるものは、社会のあらゆるレベルへの関与の深さ、影響力の水準だ」とコメント。「我々は政府の指導者、ビジネスの専門家ら、軍人らへ対するこのようなアプローチを見たことがない。これは、福音の力の証だ」と強調した。
今回の伝道訪問でパラウ氏は、コロン大統領や内閣の各閣僚、地方の市長らや、軍事当局者らなどと個人的な面会を行った。
パラウ氏は昨年には母国アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで同集会を開催。両側20車線、幅140メートルと世界一幅の広い通り「7月9日通り」を封鎖し、2日間で延べ80万人以上の会衆を集めてメッセージを伝えている。
パラウ・フェスティバルは今後、年内に英スコットランドのインバネス、アフリカ・ルワンダの首都キガリ、米アーカンソー州の州都リトル・ロックでも開催される。