アフリカのタンザニアの西隣にある人口800万人ほどの小国ブルンジは、カトリックが多数派のキリスト教国である。伝道的なペンテコステ教会も少なくない。
民族的・政治的暴力で30万人が殺害された1990年代の恐怖と2015年の騒乱を経て、ブルンジは今、比較的安定している。現在、選挙で選ばれた政府には、主要な民族(フツ族とツチ族)が含まれ、参画している。ブルンジの未来を築くために、この2つの民族が互いに真の尊敬をもって協力できるように祈ろう。
数十年にわたる暴力と過去の残虐行為の傷跡は、簡単に克服できるものではない。平和の構築は骨の折れるプロセスだ。2020年の選挙では、現職の大統領から次の大統領への権力移行がほぼ平和的になされた。しかし、汚職は依然として国全体の課題である。
福音のみがもたらすことのできる、持続する変化のために、また人々の救いのために祈っていただきたい。
■ ブルンジの宗教人口
カトリック 60・9%
プロテスタント 20・5%
英国教会 8・5%
イスラム 5・5%
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