大西洋の中央で北アフリカの西沖合にある島国カーボベルデは、1975年にポルトガルから独立を果たした人口わずか52万人のカトリック国だ。
同国には課題が多く、経済的、環境的問題に賢く対処しなければならない。乾燥した島々には十分な淡水と耕作地がなく、乏しい資源は過去に不適切に管理分配され、カーボベルデの貧困を激化させた。
そのため島民の多くが外地へと出稼ぎ労働に出たが、その結果、外地にあるカーボベルデ人の共同体が島の人口を上回ることになったのだ。適切な決断を下し、国民全体のために経済を発展させる政府指導者が必要だ。
多数派のカトリックは名ばかりで、迷信や呪術との結び付きが強い。プロテスタント最大教派はナザレン派だが、少数ながらペンテコステ派含む福音諸派が伝道に励んでいる。彼らがさらに霊に燃え、救霊に励むよう祈っていただきたい。
■ カーボベルデの宗教人口
プロテスタント諸派 5・2%
カトリック 89・3%
イスラム 3・1%
無宗教 1・1%
土着宗教 1%
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