今から約3千年前、シバの女王が自国(現在のイエメン)からソロモン王を訪ねてきた。はるばる彼女がイエメンの香辛料と金を持って来てソロモンを訪ねたのは、神がソロモン王に与えた知恵について聞いた話に魅了されたからだ。
今日、イエメンの土地は信じられないほど貧しさに襲われ、イエメンの指導者たちは恐ろしく深刻なジレンマに直面している。彼らの国に不可欠な水位はすでに枯渇しており、女性の識字率はわずか25%だ。2014年以来、この国は内戦によって2つに引き裂かれ、3100万人の人口の82%が外部からの援助に頼って生きている。病気と飢餓は、かつて美しかったこの国に大きな打撃を与えている。
イエメンは99%がイスラム教徒だ。北部のフーシ派指導者、南部の大統領指導者評議会、そして神の知恵と救いを必要とするその他の政治的、軍事的、部族的指導者たちによって導かれている。
特にイエメンでは、イスラム教からの改宗は死刑に値するため、イエメンの指導者たちがキリストを受け入れることは非常に困難である。しかし、神に不可能はない。
ソロモン王は、シバの王たちから贈り物を受け取るように預言した(詩篇72:10)。そして神はそれに答えられた。今日、神がイエメンのイスラム教徒の支配者たちにキリストを主と認めさせることによって、ソロモン王の預言がさらに大きく成就するように祈ろう。
特にこのラマダン中に、イエメンの指導者たちがキリストに従う信教の自由を国民に提供し、国民が平和で神の御心にかなった生活を送ることができるように祈っていただきたい。
■ イエメンの宗教人口
イスラム 99・9%
プロテスタント 0・02%
カトリック 0・04%
正教会関係 0・03%
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