ブラジル福音派のメガチャーチは、北米、欧州、アジアなど世界各地にサテライト教会を設立することで、世界の宗教シーンに大きな影響を与えている。
この傾向は、1980年の6・6%から2020年には31%まで成長したブラジル福音派の人口増加を反映している。さらには、2022年に460万人に達したブラジル人の海外移住者数は、この飛躍的な拡張を容易にしているのだ。
これらの教会は、ブラジルのディアスポラ(海外在住コミュニティー)に対応し、それぞれの地域の文化に適応している。彼らはしばしば、伝統的な教派構造や宣教機関とは独立して営まれる。
近年目覚ましい成長を遂げるブラジル福音派が、さらに力強く世界的な影響力となるよう祈ろう。それによって救われる者が続々と起こされるよう祈っていただきたい。
■ ブラジルの宗教人口(2010年データ)
カトリック 72・8%
プロテスタント 18・8%
土着の宗教 5・4%
ユダヤ教 0・06%
イスラム 0・3%