東京都三鷹市にあるルーテル学院大学・日本ルーテル神学校は今年、創立100周年を迎える。来年度には100周年を記念した様々な催しを行う予定だ。
同大は1909年、熊本市で路帖神学校として開校。1925年に東京・中野区鷺宮に、1969年には現在の三鷹キャンパスに移転した。現在も1学年の定員が100人という、文字通りの少人数教育を実践。教員や学生同士が気軽に声をかけられるアットホームな雰囲気の大学だ。村野藤吾氏設計の本校舎、チャペル、図書館は現代建築百選に選ばれているほか、06年にはトリニティホール、翌年にはルターホールを建設。学内再開発にも力を入れている。
来年度に予定されている記念行事は、4月25日の記念ハープコンサート、5月13日の包括的臨床死生学研究所・コミュニティ人材養成センター創設記念会、6月から9月にかけて行われる学術講演会シリーズ、9月23日の100周年記念式典・記念礼拝、10月12日の100周年記念講演会など。9月の記念式典には医師で作家の鎌田實氏、10月の記念講演会には医学博士の日野原重明氏が講演する。
同大は、オリーブの葉をモチーフにした100周年記念のロゴマークも作成。聖書で「平和」「繁栄」などのシンボルとなっているオリーブの葉を使用することで、これまでの100年の歴史への感謝と、これからの繁栄と平和を求める願いを表現した。